Record China 2024年8月8日(木) 11時0分
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パリ五輪の卓球をめぐり選手を中傷した人物を中国公安当局が取り締まっている問題で、標的となった陳夢がコメントした。
パリ五輪の卓球をめぐり選手を中傷した人物を中国公安当局が取り締まっている問題で、標的となった陳夢(チェン・モン)がコメントした。
北京市公安当局は今月6日、卓球選手らを中傷した29歳の女を拘束したことを発表した。拘束された女は、3日に行われた卓球女子シングルス決勝の陳対孫穎莎(スン・インシャー)の試合後、中国のSNS・微博(ウェイボー)上で選手らを中傷する投稿を行ったという。中国では孫の人気が高く、試合後にはネット上で一部ファンから陳への中傷めいた声が上がっていた。
中国メディアの新黄河によると、陳は7日に行われた女子団体の試合に出場した後、記者から「公安機関のネットセキュリティー部門がファンらの違法行為を取り締まることについてどう思うか」と聞かれ、「ファンには会場での勝敗に正しく向き合ってほしい。選手の競技場での奮闘、困難を前にしても勇敢に前進する精神に注目してほしい」と話した。
また、「ファンはお気に入りの選手が勝つことを望んでいるが、試合には勝ち負けは付きもの」とし、「スポーツに関心を持つ人は、(勝敗の結果を)受け止め、受け入れられる心の準備がなければならない。なぜならこれ(勝敗は分からないこと)こそが、スポーツの魅力なのだから」と語ったという。
日本でもSNS上で自国選手への誹謗中傷が相次ぎ、JOCが声明を出す事態に発展した。陳の言葉はすべてのアスリートの率直な思いを表したものと言える。(翻訳・編集/北田)
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