<卓球>王楚欽のラケットを折ったカメラマンは今後どうなるのか、弁護士に聞いた

Record China    2024年8月2日(金) 15時0分

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卓球・王楚欽のラケットがカメラマンに踏まれて折られた騒動について、中国メディア・中国新聞社の微博アカウント「国是直通車」が弁護士に見解を尋ねた。

パリ五輪卓球混合ダブルス決勝後に中国・王楚欽(ワン・チューチン)のラケットがカメラマンに踏まれて折られた騒動について、中国メディア・中国新聞社の微博(ウェイボー)アカウント「国是直通車」が弁護士に見解を尋ねた。

7月30日に行われた決勝で、中国の王楚欽/孫穎莎(スン・インシャー)ペア(通称:莎頭ペア)が北朝鮮の李正植(リ・ジョンシク)/金琴英(キム・グムヨン)ペアを下して金メダルを獲得。コート内で国旗を掲げて観客の声援に応えていた王楚欽だが、その後、ベンチに戻った際に自身のラケットが壊れていることをコーチから知らされ、怒りをあらわにした。

直前には、コート内で国旗を掲げる王楚欽と孫穎莎を撮影するため、複数のカメラマンが中国側のベンチに入り込んでいた。現場にいた中国人カメラマンによると、ベンチはカメラマンの立ち入りが許可されていない場所だったという。王楚欽は翌日に行われた男子シングルスの試合で敗れ、2回戦でまさかの敗退となった。

北京市京都法律事務所の常莎(チャン・シャー)弁護士は「まず、この件はフランス・パリで起きたため、わが国の法律が及ぶところではない。もし当事者が中国人であれば中国との接点があり、中国の管轄になる可能性がある。仮に国内で発生していた場合、民事的な観点からラケットを踏み壊した者は、ラケットの弁償など直接的な損害の賠償を求められることになるが、選手の成績など間接的な影響への責任は追及されない」と説明した。

一方で、「この件は五輪会場で発生した。もし、当該カメラマンが規定の活動場所を超えたところで活動していたのであれば、大会組織委員会などの関連機関が相応の罰を下すべき」との見方を示した。

大会組織委員会は1日、本件について深い遺憾の意を表明し、「現在調査しており、このようなことが二度と起こらないようにする。カメラマンらに規定を守り、指定された撮影エリアにとどまるよう強く注意喚起している」と説明した。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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