靖国神社の落書き事件が在日中国人のイメージに与える影響―華字メディア

Record China    2024年8月2日(金) 17時0分

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華字メディアの日本華僑報網は1日、「靖国神社の落書き事件が在日中国人のイメージに与える影響」との記事を掲載した。写真は靖国神社。

華字メディアの日本華僑報網は1日、「靖国神社の落書き事件が在日中国人のイメージに与える影響」との記事を掲載した。

7月30日、東京・千代田区の靖国神社の石柱にスプレーで「Toilet」と落書きされた事件で、中国籍で埼玉県朝霞市の無職・姜卓君(ジアン・ジュオジュン)被告が起訴された。警視庁は実際に落書きをした董光明(ドン・グアンミン)容疑者と許来玉(シュー・ライユー)容疑者の逮捕状を取り指名手配しているが2人はすでに日本を出国している。

記事は、「日本側から見れば、この事件は日本の公共財産に損害を与えただけでなく、日本の歴史と文化への公然の不敬に当たるもので、日本の警察が日本の土地で日本の治安を守ることに、疑問の余地はない。この問題にあれこれと難癖をつけようというのは無駄なことである」と述べた。

その上で、「どこにいたとしても、その場所の歴史や文化を尊重することは外国人一人ひとりの基本的な義務であることを明確にすべきだ。靖国神社に対してどのような感情を持っていたとしても、それは日本の主権の下に属する重要な歴史遺跡と宗教施設。日本国民の複雑な感情が入り混じる場所であり、もはや単なる建築物ではない。いかなる不敬行為も、日本の民族感情を傷つけ、日本の国家主権に対する挑発に当たるのである」と指摘した。

そして、「姜卓君被告らの行為は間違いなくこの基本原則に対する重大な違反だ。彼らの侮辱的な行為は、日本の歴史・文化への尊重のなさの表れであり、他国の宗教的聖地や歴史遺跡を破壊する行為と何ら遜色はない。日本側の起訴という対応は全くもって合理的かつ必要なもので、国家の尊厳と歴史文化に対する確固たる防衛を表すものだ」と論じた。

他方、「この事件が個別に存在するわけではないことにも注意しなければならない。近年、一部の中国人の日本での言動に関する問題が次々に露呈している」と言及。「彼らは他国の文化に対する尊重と理解を欠いており、ひどい場合は日中の感情的対立を扇動し、さらにはこれによって自らの(SNSアカウントの)トラフィック(アクセス数)を増やしている。個人の一時的な利益のために、日中関係にマイナスの影響を与えることも辞さず、在日華僑華人全体のイメージを損なうことも惜しまない。この事件は、中国人および華僑華人が広く反省するきっかけになるはずだ」と述べた。

記事は、「われわれは常に、郷に入っては郷に従うことをしっかりと胸に刻むべきだ。日本という独特な歴史と文化、伝統を持つ国においては、より尊重と理解を学ぶ必要がある。自分の言動は中国人全体を代表する。公の場でもプライベートでも、常に謙虚さを保ち、誤解や衝突を引き起こす可能性がある行為を避けるべきだ」とし、「日中両国には歴史や文化の面で多くの見解の相違が存在しており、誤解や溝を生んでいる。文化交流や教育協力を強化し、理解と友情を増進することは、類似の事件の再発を避ける重要な方法である」と論じた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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