ユニクロと中国の消費者、双方とも「相手が変わった」と主張―中国メディア

Record China    2024年7月24日(水) 9時0分

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22日、中国のSNS微博で、中国での業績が低下した衣料品店「ユニクロ」と現地消費者との間で認識にずれが生じ始めていることが紹介され、注目を集めた。

2024年7月22日、中国のSNS・微博(ウェイボー)で、中国での業績が低下した衣料品店「ユニクロ」と現地消費者との間で認識にずれが生じ始めていることが紹介され、注目を集めた。

中国メディア・紅星新聞は22日、近ごろソーシャルプラットフォーム上でユニクロをめぐる議論が熱を帯びていると紹介。ユニクロの中国・香港・台湾で構成する「グレーターチャイナ」の潘寧(ファン・ニン)最高経営責任者CEOが業績不振の背景として、消費者の心理が廉価な代替品を好んで消費する「平替消費 」へと変化したことを挙げたのに対し、消費者からは「むしろ変化したのはユニクロの方。価格が変わった」との反論が飛び出したと伝えた。

そして、「かつてブランド品の廉価な代替品であったユニクロが今、廉価な代替品に取って代わられる」状況が起きていると指摘。人気商品となった「餃子バッグ」やデニムのショートパンツ、パラシュートカーゴパンツなどがユニクロでは99〜299元(約2100〜6400円)で販売されているのに対し、ECプラットフォーム上の廉価な代替品はおおむね100元(約2200円)以下、安いものは30元(約650円)以下で販売されているとし、ECを通じた「餃子バッグ」の販売量は平価な代替品がユニクロの数十倍になっていると紹介した。

この件について、中国のネットユーザーは「今のユニクロは、高い、ダサい、質が悪いが3大特徴になっている」「大きな環境が悪い方へと変わったことで、双方に錯覚が生じた可能性がある」「廉価な代替品というよりも、自分は単純に衣服を買うことが少なくなった」「ユニクロは見た目が良くないし、材質が価格に見合っていないと思う」「ユニクロはデザインや様式、使用する素材を見つめ直すべき」「ユニクロの服は使い捨て感があると時々思う」「消費者の心をつかめなければ無能」など、ユニクロに対する冷ややかな感想を多く残している。

一方で「好きなデザインは値上げして、安売りもしてくれない。違うデザインもあるが好きじゃない。でも、自分はそれでも全身ユニクロコーデ。シンプルで素朴だから」と、なおも一定のファンがいることをうかがわせるコメントも見られた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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