2024年7月21日、中国のSNS・微博（ウェイボー）で、日本の高齢者が窃盗団を組んで窃盗事件を繰り返していたことが紹介され、注目を集めた。

中国メディア・Vista看天下は同日、北海道で高齢者3人からなる窃盗団が10件以上の窃盗を繰り返していた疑いで警察に逮捕されたと報じた。

記事は、3人は刑務所で服役中に知り合い、最年長である88歳の容疑者が窃盗の実行役、70歳の容疑者が運転手、69歳の容疑者が盗品の保管役を担当していたと紹介。3人は5月19日に留守宅に入って現金200円とウイスキーボトル3本（約1万円相当）を盗んだほか、6月20日にもネックレス、指輪、腕時計など24点、総額約100万円の物品を盗み、窃盗に気づいた住人が24日に警察に通報し、捜査の結果3人が容疑者として浮上したと伝えた。

また、3人はこれまでに10件余りの窃盗を繰り返していたことが分かり、警察はさらに多くの事件に関与している可能性があるとしてさらなる捜査を進めていることを紹介した。

この件について中国のネットユーザーは「もはや捕まるためにやっている」「安定した老後のためか」「 刑務所の中なら食事はちゃんと出るし規則正しい生活ができるからな」「 映画の題材になりそうだ」「新しい北野武作品ができるかもしれないぞ」「これが日本独特の、一つの仕事を極めるという匠（たくみ）の精神」「日本人は本当に定年退職しないんだなあ」「こんな老後、想像したくないよ」といった感想を残している。また、「年齢は犯罪の言い訳にならない。法の前に人は平等だ」という意見も見られた。（翻訳・編集/川尻）