2024年7月17日、瀟湘晨報は、暑い日が続く中国でネットユーザーが「エアコンを巡りオフィスで毎日けんかしている」と嘆き、議論を読んだことを報じた。

記事は、ネットユーザーが「7人が働くオフィスで毎日エアコンを巡ってけんかが起きていて、毎日の仕事がとても不愉快」と書き込んだことを紹介。出勤してあまりの暑さからエアコンをつけると、すぐさま「設定温度を高くしてくれ」と言われ、会議でちょっとオフィスを離れると誰かによってエアコンが切られていると説明した上で、「最高気温37度だぞ。熱くて死んでしまうわ！なるべく高い温度設定で最低速で運転してるのに、それでも寒い寒い言う人がいる」と嘆いたことを伝えた。

このユーザーはさらに「朝1時間つけたら切られる。昼ご飯で暑くなったらまたつけるが、食後の昼寝になると消される。なんなんだよ。ここはおまえの家かよ。他人がどう思うかを考えろ。私がエアコンをつけるたびに『若くて血気盛んだからな』と言われるのも気に食わない。真夏に28度設定でそれでも寒いなんて、どんな体質なんだよ。私だって寒いと思うことがあるけど、ひざ掛けで調整してる。それなのにみんな他人に求めてばっかり」と不満を噴出させるとともに、エアコンのオンオフを巡って女性2人が取っ組み合いの大げんかにまで至ったことも明かした。

記事は、このユーザーの訴えに対して、他のユーザーからさまざまな意見が出たことを紹介。エアコンが苦手な人からは「風が当たると首や肩が痛くなる。乾燥しすぎて静電気が起きる。鼻炎でエアコンに耐えられない」といった主張が聞かれたとし、一部のユーザーからは「適切な温度に固定し、寒いようなら重ね着で対応して、暑いようならうちわや扇風機を使えばいい。大事なのはお互いに対する配慮だろう」という指摘も見られたと伝えた。

その上で、エアコン温度は一般的に26度が最もエコであり、一部地域では公共の建物のエアコン温度を特別な場合を除き26度未満に設定することを禁止する条例が定められていると紹介した。（翻訳・編集/川尻）