2024年7月12日、韓国・聯合ニュースによると、サムスン電子が10日に発表した指輪型デバイス「Galaxy Ring」が中国で注目を集めている。

【その他の写真】

記事によると、香港の英字メディア、サウスチャイナ・モーニング・ポスト（SCMP）が同日に「新しいGalaxy Ringはサムスンの中国カムバックを手助けできるか？」と題した記事を掲載。「グローバルウエアラブル市場でトップを走るアップルへのサムスンの最新努力」だと伝えている。

市場調査会社IDCによると、アップルは今年1～3月期も世界のウエアラブル市場トップの座を維持しており、中国の「Xiaomi」「HUAWEI」とサムスン電子が後に続く。

サムスンは中国での販売価格を3099元（約68000円）に設定したというが、SCMPは「中国の一部の消費者からは既に値段への不満の声が上がっている」と伝えている。長年のiPhoneユーザーだという上海市民は「リングの購入を検討している。スマートウォッチに代替できるほどのものなのか気になっている」と話しているが、中国のSNS・微博（ウェイボー）には「すごくクールだけど、自分は中国メーカーがリングを作るまで買わないと思う」という声も。

2013年に中国スマホ市場でシェア20％を獲得し1位となったサムスンだが、18年にはわずか1％に陥落。以来、現在までその水準を維持している。SCMPは「シェア陥落にもかかわらず、サムスンは中国でのカムバックを狙い続けてきた」と評しているが、「しかし、Galaxy Ringがこの分野のトップに立てるか、それともライバルに押されるかは見守る必要がある」と結んでいる。スマートリングはアップルのほか中国メーカー「Honor」などが開発を進めているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「パクろうと思って関心を寄せてるんでしょ？」「またコピーするつもりだな」「もうじき偽物が出回る」「中国メーカ－が年内にもっと激安価格で出すと思う」「中国では販売禁止にすべきだ。またパクろうと狙ってるぞ」といった声が殺到している。

その他、「サムスンは韓国の誇り」「うれしいニュースだけど、サムスンは労組の問題で、グローバル競争から脱落する可能性があると思う」などのコメントも見られた。（翻訳・編集/麻江）