サッカー日本代表・森保一監督の発言に中国のサッカーファンが反応を示している。

中国のスポーツメディア・直播吧は8日付の記事で、森保監督がユーロ（欧州選手権）のトルコ対ポルトガル、スイス対ドイツ、フランス対ポーランド、スペイン対ドイツなど計10試合を視察したことを紹介。中でも印象深かった試合に準々決勝のスペイン対ドイツ戦と、グループリーグのフランス対ポーランドの試合を挙げたことを伝えた。

また、「もし日本が今回のユーロに出場していたら（どこまで行けるか）？」との質問に森保監督が冗談交じりに「決勝と言いたい」と返答した上で、「ユーロはワールドカップ（W杯）と同等、国と国との争いという意味ではさらに激しい。移動が容易なのでチームのほかサポーターも現地で観戦でき、熱い戦いが伝わる大会。日本やアジアのサッカーがさらに発展して、ユーロのように盛り上がればいいと思う」との見方を示したことを紹介した。

森保監督の「日本が出場なら決勝へ」発言について、中国のサッカーファンからは「冗談に聞こえない」「10年前なら笑っていたけど、今なら信じてしまう」「（日本なら）すべてがあり得るという感覚」「日本の流れるような攻撃なら（ユーロで）ベスト4には入れると思う」「日本は欧州が舞台でも戦える」といった声が上がった。

また、「彼にはそう発言する資格がある。何せスペインとドイツに勝っているからな」「ドイツ、スペイン、トルコに勝っているのだから納得」「日本は少なくとも今大会の開催国（ドイツ）とベスト4の一角（スペイン）に勝利している」といった声や、森保監督の視察について「これこそ代表監督がやるべきことだ」と称賛する声も出ている。

なお、ユーロ2024はスペイン、フランス、イングランド、オランダがベスト4に勝ち上がっている。（翻訳・編集/北田）