中国人民解放軍、新疆ウイグル地区の砂漠に在日米軍基地の模型置き攻撃訓練―香港紙

Record China    2024年7月7日(日) 6時0分

拡大

中国人民解放軍が新疆ウイグル地区の砂漠に在日米軍基地の模型を置いて攻撃訓練をしていると、香港紙が報じた。人工衛星で探知されるのを承知の上で米国をけん制しているとみられる。写真はタクラマカン砂漠。

中国人民解放軍が西部の新疆ウイグル地区の砂漠に在日米軍基地の模型を置いて模擬攻撃訓練をしていると、香港紙が報じた。中国奥地の砂漠地帯にはこの種の標的がしばしば出現。今回も人工衛星で探知されるのを承知の上で米国をけん制しているとみられる。

韓国・中央日報が紹介した香港・星島日報の記事によると、ブルガリア軍事網(Bulgarian Military)は最新衛星映像を分析した結果、中国人民解放軍が新疆ウイグル地区のタクラマカン砂漠の射撃場に米軍の最新鋭F22とF35戦闘機の模型を複数置いた模擬空軍基地を発見した。

グーグル商業用衛星が公開した衛星写真によると、空港の滑走路、格納庫と共に2列に並んだF22とF35戦闘機の模型が見える。このうち少なくとも4機の戦闘機が破壊されていた。

中国から最も近いF22戦闘機が配備された飛行場は沖縄県の嘉手納空軍基地。中国人民解放軍東部戦区が属する南京は沖縄から約1000キロ離れている。中国が保有する東風26ミサイルの射程距離は約4000キロ、東風17は約2000キロとされる。

中国近隣でF35戦闘機が主に配備された飛行場は山口県・岩国航空基地だ。東部戦区から約1270キロ離れているが、東風17、東風26の射程圏内にある。 最新の衛星写真によると、模擬飛行場の滑走路と模型飛行機に弾丸が命中した痕跡が見られ、中国人民解放軍が飛行場と戦闘機を狙って射撃訓練を実施したことを示している。

今回の報道に先立ち、中国人民解放軍はタクラマカン砂漠に複数の実物大の米空母の標的を設置して攻撃訓練に活用していると、米インターネットメディアのビジネスインサイダーが明らかにしていた。

このうち米国海軍の最新鋭原子力空母「ジェラルド・R・フォード」の模型標的は最近完全に破壊されたことが確認されたと、台湾・中央通信が2日伝えた。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携