Record China 2024年7月3日(水) 12時0分
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中国メディアの鳳凰網は、中国・江蘇省蘇州市で起きた日本人母子襲撃事件で死亡した中国人女性のために多くの日本人も涙を流したと伝えた。
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報道によると、6月28日午前8時、死亡した胡友平(フー・ヨウピン)さんの告別式が蘇州市の葬儀場千秋ホールで行われた。会場は蘇州市の中でも最も格式の高い場所だったという。また、日本人学校では追悼式が開かれ、在校生や保護者らが出席。日本人の校長は声を押し殺して泣いていたほか、大勢の保護者らも涙を流していたという。
日本人学校のスクールバスの案内係だった胡さん。保護者から「とても丁寧」と仕事ぶりが高く評価されていた。6月24日に発生した事故では、胡さんは日本人母子に襲い掛かった犯人の男を引き留め、後方から抱きついた。男は後ろ手に胡さんに刃物を突き刺し、振り返ってなおも襲おうとしたところを周囲の市民や運転手に制止されたという。
負傷した胡さんは現場から3キロほど離れた蘇州大学第二付属病院に運ばれて応急処置を受けた。病院関係者によると、胡さんの負傷の程度は重く、集中治療室(ICU)で治療を受けていたものの「その日の夜には助からなくなった」とのこと。
現場となったバス停付近の歩道にはブルーシートが敷かれ、現地市民や日本人が相次いで花を手向けにやってきている。胡さんが担当した路線のスクールバスに乗っていた日本人の保護者全員が献花に訪れたそうだ。ある保護者は「気さくな方だった」と話し、胡さんの死を悼んだという。(翻訳・編集/北田)
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