日本にも治安が悪いところはある、判断のポイントは「コンビニ」―台湾メディア

Record China    2024年7月6日(土) 19時0分

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台湾の若者向けファッションメディア・造咖は1日、「日本に旅行に行くとしても注意!治安が悪いのはどこか?」と題する記事を掲載した。

台湾の若者向けファッションメディア・造咖は1日、「日本に旅行に行くとしても注意!治安が悪いのはどこか?」と題する記事を掲載した。

記事は、「海外旅行で治安が最も良い国といえば日本を思い浮かべる人が多い。各種の統計データでも日本で重大事件が起きる確率は決して高くないことが示されている」とする一方、「実は日本は想像しているよりも安全ではなく、一部の地域は日本人でさえあまり近寄らない」として、東京23区のうち治安の良い区と悪い区をそれぞれ5区紹介している。なお、同記事が基にしているのは警視庁が発表した「令和5年度 区町村別犯罪件数データ(犯罪率)」だ。

まず治安の悪い5区として挙げたのは千代田区、新宿区、渋谷区、台東区、豊島区。千代田区については「秋葉原や神田など人が多い場所であるため犯罪が起きやすいが、居住人口が比較的少ないため犯罪率が高く出ている面もある。全体的に、人通りが多い駅や商業施設は注意した方が良い」と述べた。また、新宿区については「通勤する人や観光客が集まり人が多いほか、歓楽街・新宿歌舞伎町が犯罪率が高い場所となっている。新宿駅付近は居酒屋も多く、酒に酔った人によるトラブルも起きやすい。旅行の際には注意が必要だ」とした。

このほか、渋谷区については「人が密集し、複雑なため、治安上の死角ができやすい。貴重品はしっかりと管理しよう」と、台東区については「浅草など観光名所もあり、宿泊料が安いため台湾人にも人気だが、窃盗事件が多いので一人旅では要注意」と、豊島区については「人が多く集まる池袋があり、旅行中に訪れる場合は所持品に注意することをおすすめする」とそれぞれ紹介している。

一方、治安の良い5区は杉並区、世田谷区、練馬区、文京区、目黒区だと説明。「杉並区は住宅が多く静かな街で、窃盗や暴力事件が少ない。女性や子どもが一人で出歩いても安全」「世田谷区は23区の中でも居住人口が多い。生活環境が良く、緑地や大型商業施設もあり、有名人も多く住む街だ」「練馬区には有名な観光スポットはあまりないが、子どもが多く、防犯意識が高い」「文京区には東京大学をはじめとする多くの大学があり、素朴な街。皇族専用の墓地があり警察もよくパトロールを行っている」「目黒区は文学的な雰囲気漂う街でおしゃれで品のある小さな店がたくさんある。高学歴の人が好んで住む街で治安も確かだ」などと紹介した。

記事は、「上記の区の全体で治安が良い、あるいは悪いということはない」とし、繁華街に近いほど犯罪が発生しやすいと説明した。

また、その場所の治安の良し悪しを判断する材料として「コンビニのトイレの貼り紙」が参考になるとアドバイス。「ご自由にお使いください」と書かれている場合は治安が非常に良く、「トイレをご使用の際は店員にお声がけください」と書かれている場合は治安が比較的良い、「未清算の商品をトイレに持ち込まないでください」と書かれている場合は治安があまり良くなく、「警察の指導によりトイレはお貸ししておりません」と書かれている場合は治安が良くないとした。

そして最後に、「旅行に出かける時は楽しく遊び、無事に帰宅したいと思うもの。安全のために、自分が泊まる場所の治安に注意することはとても重要だ。少しでも得をしようとして自分の安全を犠牲にすることのないように」と呼び掛けた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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