1500万円の年収を捨て日本へ、台湾人男性が明かした理由とは?―台湾メディア

Record China    2024年6月27日(木) 22時0分

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台湾メディアの民視新聞網は26日、「300万台湾ドル(約1480万円)の年収を捨てて日本に赴いたエンジニアがその理由を語った」と報じた。

台湾メディアの民視新聞網は26日、「300万台湾ドル(約1480万円)の年収を捨てて日本に赴いたエンジニアがその理由を語った」と報じた。

記事によると、機械系の学部を卒業し、新竹科学園区(サイエンスパーク)に勤務していたという男性がこのほどインターネット掲示板でその理由を明かした。男性は「新竹にとどまっていたら今より多くの給与を受け取っていただろう。ここ2、3年、友人らの年収は基本的に300万台湾ドル以上だ」とし、自身は日本で年収1000万円(203万台湾ドル)ほどで働いているとした。

その理由は生活の質にあるとし、「何も言うことはない。日本の方がずっといい」「新竹で3部屋の家を買おうとしたらおそらく2500万台湾ドル(約1億2300万円)以上は必要だろう。東京なら今のレートでだいたい1500万台湾ドル(約7400万円)もしない」と説明。また、「(日本は)道路は広く、空気が良く、緑もとても多い」と述べた。

さらに、仕事の面でも「新竹では夜中に電話がかかってきて仕事を頼まれることがよくあり、白髪が増えた。残業が(月に)100時間を超えるのが当たり前だった。今は基本的に在宅勤務で残業も全くない。趣味や副業に使える時間が増えた」としたほか、「日本は交通が便利で基本的に電車でどこにでも行けるが、台湾ではバイクに乗らなければならず、ラッシュ時の渋滞や交通事故死亡率の高さがひどい。どう考えても、電車で携帯電話をいじっているのが一番快適だと思う」とした。

男性は最後に、「『千金で家を買い万金で隣人を買う』(隣人は生活環境に影響を与える)というが、この言葉には環境や教育も含まれていると思う。これらは台湾が現時点でかなわないものだ。台湾に戻って300万台湾ドルをもらうか、日本にとどまって1000万円もらうかと聞かれたら、私は間違いなく、迷わず日本を選ぶ」とつづった。

この投稿に、他のユーザーからは「私も日本に住んでいるが、日本での生活の快適度は完全に台湾を上回っていると思う」「東京で生活して2年。日本は生活の質が良いし、交通、特に子どもやお年寄りへの気遣い、モラルが台湾よりずっと優れている」との声が上がる一方、「台湾での300万台湾ドルの仕事と、日本での200万台湾ドルの仕事で、まさか日本を選ぶとはね」「日本も場所によるでしょ。全ての場所が台北に勝っているとは思えない」「東京の電車が快適というのは賛同しかねる」との声も見られたと記事は伝えている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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