中韓の台頭で余裕なくした日本、「自画自賛」で「アジア一」の自信を維持―中国メディア

Record China    2014年9月2日(火) 9時8分

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1日、中国紙・環球時報は「自画自賛症候群を患う日本、周辺国の台頭で自信保てず」と題した記事を掲載した。写真は13年の東京よさこいコンテスト。

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2014年9月1日、中国紙・環球時報は「自画自賛症候群を患う日本、周辺国の台頭で自信保てず」と題した記事を掲載した。以下はその概要。

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日本では最近、「こんなに世界から愛されている日本」「イギリスに住んで確信! 日本はイギリスより50年進んでいる」「日本人に生まれて、まあよかった」など、日本を自画自賛する内容の本・雑誌が増えている。

「こんなに世界から愛されている日本」の序文では、「中国と韓国以外に、日本に謝罪を求めている国はない。反対に、日本に好印象を抱いている国は多い。世界では日本の文化を評価する『クールジャパン』という現象が起きている」とした上で、日本人の献身的な態度やまじめに仕事に取り組む姿勢は世界から高く評価されていると指摘する。

平川祐弘・東京大学名誉教授は著書「日本人に生まれて、まあ よかった」で、日本人であることのメリットを描写した上で、日本人は自信を持つべきだと呼び掛ける。

テレビでも日本を自画自賛する番組が目立つ。「なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付」では、毎週異なるテーマについて外国人タレント20人が日本と各国の違いを解説するが、「日本人の作るカレーはインドより本格的」(インド人)、「日本の文化を世界文化遺産に登録すべき」(ブラジル人)など、評価が高いのはいつも日本だ。

日本メディアは、こうした現象について、「近ごろ日本を『自画自賛』症候群が覆っている」とした上で、碓井真史・新潟青陵大学大学院教授の話として、「日本が圧倒的な経済力と技術力を誇っていた時代には謙虚さがあった。だが福島原発問題や、韓国・中国の台頭で余裕がなくなった。追い越される、ないがしろにされるという恐怖感から、日本人は自分たちの長所を見つけ、アジアナンバーワンの自信を維持しようとしている」と伝えている。(翻訳・編集/NY)

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