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土台だけになってしまった北京大学構内の「漢白玉魚洗」。中国清朝の時代の芸術品とされており、専門家による鑑定が行なわれている最中であった。
2007年7月1日午前、北京大学構内の花壇に置かれていた「漢白玉魚洗」(大理石に似た石で作られた鍋状の器で、内側には魚の図案が刻まれている)が盗まれる被害があった。
この「漢白玉魚洗」は、中国清朝期の芸術品とされており、専門家による鑑定が行なわれている最中だった。「漢白玉魚洗」が置かれていた花壇の花は無残に踏み荒らされ、器を支えていた50cmほどの土台部分が残っているだけとなってしまった。
北京大学構内には、他にも多くの歴史的文化財が置かれているが、警備員が時おり巡回しているほかは、特に安全対策がとられていない。このため、被害届けを受けた警察が聞き込み捜査を行なっているものの、現在のところ犯人特定には到っていない。(翻訳・編集/BA)
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