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脳血管系の病気は中国人の死因全体の第2位である。しかし北京市では心臓病やガンなどに大きく差をつけて1位となっており、北京市民にとっての“最強の殺し屋”と呼ばれている。
2007年7月2日、前日行なわれた中国衛生部(日本の厚生労働省にあたる)主催の「天壇国際脳血管病会議」で明らかにされたところによると、中国全体で毎年150万人が脳血管関係の病気で亡くなっており、脳血管病は中国人の死因の第2位となった。
特に北京市では、脳血管病は“最強の殺し屋”と呼ばれている。2005年の北京市民の死因で脳血管病は2位であったが、2006年には心臓病やガンなどに大きく差をつけてダントツの1位になった。北京市ではこの病気になる人が速いペースで増えており、40歳代で脳溢血になる人も増加している。
脳血管病の専門家は、脳血管病は治療がたいへん困難であるため、「予防に勝る治療なし」と述べている。さらに、食生活に節度を保ち適度に運動し酒やタバコを控えること、そして家族に脳血管系の病気を持つ者がいれば、定期的に健診を受けることを勧めている。(翻訳・編集/BA)
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