日本で「人食いバクテリア」拡大に台湾当局がコメント―台湾メディア

Record China    2024年6月10日(月) 14時0分

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9日、台湾メディアTVBSは、日本で致死率の高い「人食いバクテリア」が急速に拡大していることについて、台湾当局が声明を出したと報じた。

2024年6月9日、台湾メディアTVBSは、日本で致死率の高い「人食いバクテリア」が急速に拡大していることについて、台湾当局が声明を出したと報じた。

記事は、日本で今年に入って「劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)」の患者数が急増しており、今年はすでに昨年1年間の患者数941人を上回る977人の患者が報告され過去最多を記録したと紹介。日本の専門家がSTSSについて、突然の高熱や手足の腫れと痛みが起こり、数十時間以内に多臓器不全からショック状態になる可能性があると指摘し、発症した場合の致死率が30〜50%で、特に高齢者や糖尿病などの基礎疾患患者で重篤化するケースが目立つとの見解を示したことを伝えた。

その上で、台湾衛生福利部疾患管制署がこのほど、現在のところ台湾では発症例は報告されておらず、過度に心配する必要はないとする一方で、手の衛生と必要時のマスク着用など呼吸器感染に関するマナーに留意するよう市民に呼び掛けたことを紹介している。

また、台湾大学児童医院小児感染科の医師がSTSSについて「主に飛沫感染で、傷口から感染する可能性もある」と述べ、幼児や高齢者、糖尿病患者、腎臓透析患者、がん患者や手術などで体に傷口がある人が感染すると死亡リスクが高まるとし、特に抵抗力が低い幼児が集まる幼稚園では感染拡大への注意が必要との認識を示したことを紹介。早期に診断ができれば抗生物質を投与して症状をコントロールできることから、日常的な感染防止対策と早期診断を呼び掛けたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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