日本の銀行と保険会社が東南アジア企業を次々買収、中低所得層の潜在能力に期待―中国メディア

Record China    2014年8月31日(日) 6時50分

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28日、日本の大手銀行や保険会社が東南アジアで次々と買収を行っている。日本では収益拡大が望めないため、成長が望める東南アジアでの事業拡大を目指すものだ。写真はジャカルタの自由広場。

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2014年8月28日、中国メディア・BWCHINESEは日本の大手銀行や保険会社が東南アジア各国の銀行や保険会社を次々と買収していると伝えた。

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三井住友銀行は昨年5月、インドネシアの商業銀行バンク・タブンガン・ペンシウナン・ナショナル(BTPN)の株式40%を取得すると発表した。買収額は1500億円。インドネシア経済が好調を維持していることやインドネシアの中低所得層の潜在的消費能力に期待した結果だ。現地では行われていないモバイルバンキングのサービスを提供することで、中低所得層の利用者獲得を目指す。約2億5000万人の人口を抱えるインドネシアは2020年までに多くの中間所得層を生むと予想されており、BTPNの買収は銀行業務の拡大に直結する。

三井住友銀行はさらに、今年8月にカンボジア最大手のアクレダ銀行に100億円以上を投資し、筆頭株主になると発表。みずほ銀行と三菱東京UFJ銀行も12年末に、ベトナムの銀行に対してそれぞれ440億円と630億円の資金協力を行った。三菱東京UFJ銀行はタイの大手銀行も5300億円で買収している。

人口の多いインドネシアは日本の保険会社にとっても魅力的な市場だ。住友生命保険は昨年、インドネシアの国営商業銀行バンクネガラインドネシア(BNI)の生保子会社株式約40%を取得すると発表。日本生命保険は今年5月、インドネシアの中堅生命保険会社、セクイス・ライフの株式20%を約400億円で取得すると発表している。(翻訳・編集/本郷)

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