陶芸の街・景徳鎮で陶芸の夢を追う若者たち―中国

人民網日本語版    2024年5月30日(木) 12時30分

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今月26日、江西省景徳鎮市にある陶渓川文化クリエイティブエリアを訪れた。日が暮れるにつれて辺りは賑わいを増し、クリエイティブマーケットは大勢の人で賑わい、文化や芸術の雰囲気にあふれていた。

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今月26日、江西省景徳鎮市にある陶渓川文化クリエイティブエリアを訪れた。日が暮れるにつれて辺りは賑わいを増し、クリエイティブマーケットは大勢の人で賑わい、文化や芸術の雰囲気にあふれていた。人民網が報じた。

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400以上の露店がずらりと並び、各種陶器のコップや陶器のアクセサリー、陶器の置物などが所狭しと並べられ、店主らが買い物客にそうしたオリジナル商品を熱心に紹介していた。マーケットを訪れた買い物客は歩きながら商品を見て回り、気に入った商品があると足を止めて手に取っていた。

景徳鎮陶瓷大学の二年生・曹遠坤さんは、自分の作品である「竜杯」について、「成形、絵付け、釉がけ、本焼きまで全て自分でやっている。今年は辰年なので、干支をテーマにしたコップやお皿はとても人気がある」と生き生きと話してくれた。

陶磁器工場の跡地が今、景徳鎮市の文化的ランドマークとなっている。陶渓川では、1千年以上の歴史を誇る陶磁器文化が現代的なクリエイティビティとうまく融合し、アートの集まる場所となっている。


「店によって陶磁器の作風が違うので、1つ買うだけでは満足できず、次々と買ってしまう」。気に入った商品を見つけると、多くの客が迷うことなく購入していた。

ライブ配信を始めた出店者も多く、オンラインで商品をPRしている。

露店を出店しているのは、多くが景徳鎮市で陶芸家になる夢を追いかける若者や、現地の大学に通う大学生。所狭しと並ぶ陶芸作品の向こう側には、若くはつらつとした若者の姿があった。

「陶渓川に来たお客さんで、手ぶらで帰っていく人は一人もいない」。そう話すのは、「一鹿工作室」というアトリエの創始者で90後(1990年代生まれ)の鍾波さんだ。大学卒業後、湖南省から景徳鎮にやって来てアトリエを立ち上げた。鍾さんは「ほぼ毎週、陶渓川マーケットに来て商品を販売している。もう8-9年になる」と話す。

景徳鎮市で陶芸家になる夢を追いかけることが今、ブームになりつつある。景徳鎮には今、陶芸の夢を追う人が6万人以上おり、うち外国人が約5000人に及ぶ。景徳鎮市にやって来た人たちが陶芸家として第一歩を記すのが、この陶渓川マーケットだ。

昨年大学を卒業し、同級生と一緒にアトリエを開いた劉松偉さんは、「起業する若者のために、景徳鎮市は成長の土壌を整えてくれている。支援政策が私たちの起業意欲を高めてくれた」と話す。

景徳鎮市で夢を追いかけ、叶えることができるよう、景徳鎮市は起業する人を対象に資金やルートを提供するなど、各種支援を実施している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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