2024年5月27日、韓国・朝鮮日報は「昨年TOEICが実施された44カ国・地域のうち、韓国は平均677点（990満点）で16位にランキングされた」と伝えた。

韓国TOEIC委員会によると、平均点が最も高かったのはレバノン（834点）で、ドイツ（819点）、ベルギー（784点）、コスタリカ（777点）、インド（776点）と続く。アジアのトップはレバノンで、インド、ヨルダン（702点）、フィリピン（690点）と続き、韓国がアジア5位に入った。

韓国は中国（571点）、台湾（566点）、日本（561点）など周辺国・地域に100点以上の差を付けている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「無駄に難しいテストに何の意味がある？。子どもたちを苦しめるだけだ。実際に会話して意思疎通できる英語を身につけないと」「900点取ったら誰もが外国人とぺらぺら話せるわけではない。ただ対策をして点数を取るだけの無意味な試験だ」「せっかく幼いうちから英会話の勉強をしても、中学校で入試のために文法や読解ばかりやるようになると、卒業するころには話せなくなっている」「大学入試や公務員試験が韓国の英語教育を駄目にした」「改革が必要だと思う。試験用の英語ではなく実用英語を学ばないと」などのコメントが寄せられている。

また、「受験率のような数字も出てるなら客観的な資料になるだろうが、点数だけで比べて評価して非難するのはどうかと思う」「英語が得意でもTOEICを受けない人は大勢いるし、不得意でも就職や資格試験のために受ける人もいる。これが国別の英語力だと誤解してはいけない」といった意見も多く見られた。（翻訳・編集/麻江）