人民網日本語版 2024年5月28日(火) 20時30分
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中国が独自開発した17万5000立方メートルのLNG運搬船が大連のドックから進水出航した。
中国が独自に研究開発・設計した17万5000立方メートル液化天然ガス(LNG)運搬船が27日、中国船舶集団大連船舶重工集団(大連船舶)のドックを進水出航した。同船は常温・常圧で氷点下163度のLNGを運搬できる特殊船舶で、LNGサプライチェーンにおける重要設備となっている。
大型LNG運搬船は空母、豪華客船と共に造船業の「王冠に輝く三つの宝石」と呼ばれており、その設計と建造は一国の船舶産業の総合力を集中的に示すものとなる。
今回ドックから進水出航したLNG運搬船は大連船舶が建造を担当した1隻目の大型LNG運搬船だ。同船の全長は295メートル、型幅は46.4 メートル、型深さは26.2 メートル、計画喫水は11.5 メートル、設計航行速度は19.5ノット、液体貨物タンクの総容積は17万5000平方メートル、世界のほとんどの大型LNG受入基地に停泊でき、港湾への高い対応力を備えている。同船は安全性と安定性が高く、輸送中のLNGのロスが少ない。燃料油とガスの運航モードのいずれも国際海事機関の最も厳しい排出基準を満たし、高い省エネ・環境保護性能を備えている。
同船はドックから進水出航後、水中係留試験及び貨物格納システムの施工段階に入り、2025年8月に引き渡しされる予定。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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