香港人がマジで感激、「大陸側飲食店のサービスは素晴らしい」

Record China    2024年5月19日(日) 18時0分

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香港ではこのところ、飲食店の接客の悪さが問題視されるようになった。逆に大陸側の飲食店のサービスを絶賛する声が増えている。写真は香港に進出した大陸系茶飲料チェーンの「蜜雪氷城」の店舗。

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香港では最近、飲食店従業員の接客の悪さがしきりに言われるようになった。そして、大陸部に旅行した香港人が、飲食店の接客の素晴らしさを絶賛する事例が目だちはじめた。逆に、香港を旅した大陸人が飲食店の接客の悪さを批判する場合もある。海外在住中国人向けの情報サイト「留園網」が関連情報を紹介する記事を掲載した。

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SNSなどでは、香港人が投稿した飲食店で経験した「嫌な思い出」を紹介する投稿が見られる。「利用時間を1時間だけに制限された」「席を選ばせてもらえなかった」などだ。

香港を訪れた大陸人の投稿もある。飲食店で伝票をテーブル上に忘れてレジに進んだところ、従業員に「無能」と罵倒されたという。香港の飲食店の多くでは従業員がいら立っていて、「怒りの矛先」が客に向けられている状態という。

香港の烤魚のチェーン店探魚

香港では、新型コロナの感染に伴う規制が緩和されて以来、観光客に改めて門戸を開いたが、観光客数は感染前の状態には遠く及ばない状況だ。一方で、規制緩和以降には多くの香港人が大陸側に足を運ぶようになった。大陸部の飲食店を利用した香港人が、価格の安さと接客態度のよさを称賛している。

ある香港人は、深センの飲食店で感動した経験を投稿した。夕食のために入店したが、他店で購入した食べ物をテーブルの上に置いていたところ、店員がその食べ物を持って行ってしまった。「いったいどういうことなのか」と戸惑っていたところ、店員はその食べ物を皿に盛りつけてやって来て「温めますか」と尋ねた。料金を確認したところ「無料」と言われたという。投稿者は「香港では絶対にありえないこと」と評した。

ある香港人は「大陸が劣っていると思うのは、大陸に足を運んだ経験がないからに違いない」と断じた。大陸部で無礼な接客が皆無になったわけではないが、「個別の事例」にとどまる状態になり、高級飲食店でも街のファストフード店でも親切で人情味のある接客が普及した。しかも低価格なので、どちらの飲食店が優れているもは「一目瞭然」という。

香港飲食聯業協会の黄家和也会長は、「人手不足は非常に重要な問題です。感染拡大前には約26万人の飲食従事者がいましたが、現在は約20万人しかいません。仕事量が多くて労働時間が長いため、飲食店従業員は疲れてしまい、気分や忍耐に影響していいます」と述べた。接客水準の低下に直接言及したわけではないが、問題があることを事実上、認めた発言だ。

大陸側の飲食店の「素晴らしさ」が評判になると同時に、大陸側の飲食企業の香港進出が加速した。ある香港メディアによると、過去半年の間に大陸側の飲食企業10社以上が、香港に進出した。料金は大陸側にある店舗よりも高額だが、同等の品については香港系の飲食店より割安なので、開店前から行列ができている店はまず間違いなく、大陸系の飲食店という。

香港の烤魚のチェーン店探魚

大陸系の飲食店を利用していた香港人の男性客の一人は「今では食事のためにわざわざ大陸部に行く必要はありません。便利です」と話した。女性客の一人は、SNSで大評判だったので試しにやってきましたと説明し、「香港のレストランは見習わなければなりません」と笑いながら言い、「中国大陸部から香港に来るレストランにはサービスの質を維持してほしいです」と述べた。

記事は、かつては香港人の多くが抱いていた大陸人に対する反感が、食事問題を通じて和らいでいると紹介した。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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