「地下鉄↑」ショッピングモールの案内板にだまされる市民続出も、管理者「撤去しない」―中国

Record China    2024年5月10日(金) 16時0分

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上海市のショッピングモール内にある地下鉄駅への案内板が原因で、市民らが遠回りさせられる事態が起きている。

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上海市のショッピングモール内にある地下鉄駅への案内板が原因で、市民らが遠回りさせられる事態が起きている。中国メディアの東方網などが9日付で報じた。

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報道によると、上海軌道交通(地下鉄)10号線の五角場駅は複数の大型ショッピングモールと直結しているが、あるショッピングモールの地下1階部分の入り口に設置されている案内板には「10号線↑」と記され、駅に向かう人をモール内に誘導するような表示となっている。

モール内には「10号線↑」「10号線←」などの案内板が随所にあり、最終的には2分程度で駅までたどり着けるようになっている。しかし、モールの入り口脇に目立たない通路があり、そちらを通ると1分で駅まで行けるという。


ある市民は「知らなかった。前はずっとモールの中を通ってたよ。ちょっとどうかと思うね。客を呼び込みたいのは分かるけど、(駅を利用しようと)急いでいる人には不親切だ」と語った。駅に向かって急いでいた人に東方網記者が「そっちは遠回りです。(近道を)案内しましょう」と伝えると、息を切らせながら「ありがとうございます、ありがとうございます」と繰り返した。

ネットユーザーからも「私もここで遠回りさせられた!」「めちゃくちゃ遠回りしてた。自分が方向音痴なのかと思ったけど、こういうことだったのか」「こういう重要な案内板を適当に作っていいのか?」「人をだます行為じゃないか。どれだけ時間を無駄にさせられるか」「少なくとも公序良俗に反していると思う」など疑問視する声が上がった。

物議を醸していることを聞かれたショッピングモールの管理者は、「すでに鉄道会社と話し合い許可を得ている。(撤去はしない?)どうして撤去しないといけないんだ?」とし、「もし扉が閉まっている(行き止まりで駅に通じていない)なら案内板はうそになるだろう(がそうではない)。われわれにはどこに通じているか表示する義務がある。通るどうかはその人次第。(駅に直通の)道をふさいで全員をモール内に誘導したのなら、そこで初めてわれわれの間違いだと言える」などと主張している。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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