リー・イートン（李一桐）、ドン・ウェイ（鄧為）、ツォン・シュンシー（曾舜晞）の共演が話題の中国の時代劇ドラマ「雲起時」がこのほど、初の予告動画を公開した。

2017年に制作の話題が浮上して以来、その動向が注目されていた「雲起時」は、もともと「雲秀行」のタイトルでプロジェクトが進行し、23年10月にクランクアップを報告した。雪乃紗衣の人気小説で漫画・アニメ化もされた「彩雲国物語」を実写化するドラマで、ヒロインの「紅秀麗」をリー・イートンが演じるほか、「紫劉輝」をツォン・シュンシー、「茶朔洵」をドン・ウェイが演じている。

初の予告編が公開されたが、「彩雲国物語」のファンからは「まったく別の作品になっている」「陳腐でありきたりな時代劇にしか見えない」などと不満の声も上がっている。映像ではドン・ウェイが顔をヒゲで覆われた姿など貴重なシーンも見られるが、ヒロインをめぐる三角関係を示すような描写はなく、国家広播電視総局からの指導の影響がかなり大きいのではないかと疑う意見も見られた。

ただし、今回公開されたのは約1分半と短い動画のため、原作をどこまで再現できているのかは「本編に望みをかけたい」と、配信に期待を寄せる声も多い。（Mathilda）