また、映画やドラマなどが爆発的人気となって、原作小説や関連書籍なども大人気になるという相乗効果がより際立つようになっていることは注目に値する。例えば、2023年、「三体」や「流浪地球(流転の地球)2」が大ヒットしたのを背景に、閲文のプラットフォームを通じて、SF作家・劉慈欣の作品を読むZ世代の読者が63%増加した。また、ドラマ「狂飆(The Knockout)」が大ヒットしたのを背景に、登場する高啓強の愛読書「孫子の兵法」がZ世代の間で人気となり、国学の名作でトップとなった。オンライン読書アプリ「QQ閲読」だけでも累計で約90万人が各バージョンの「孫子の兵法」をライブラリに入れた。その他、「長相思(Lost You Forever)」や「繁花(Blossom Shanghai)」といったドラマが大ヒットとなり、その原作小説の読書量が前月比でそれぞれ24倍と61倍となり、激増した。
この記事のコメントを見る