炭素14同位体供給の全面的な国産化を実現―中国

人民網日本語版    2024年4月23日(火) 16時30分

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中核集団によると、20日午後1時48分、同社傘下の中国核電投資控股は秦山原発重水炉から炭素14ターゲットの抽出に成功した。

中核集団によると、20日午後1時48分、同社傘下の中国核電投資控股は秦山原発重水炉から炭素14ターゲットの抽出に成功した。中国が原発商用炉を使い炭素14同位体を量産するのは初めてで、炭素14同位体供給の全面的な国産化を示している。人民日報が伝えた。

炭素14同位体はピロリ菌の検査や薬物動態学の研究などを含む農業、化学、医学、生物学などの分野で広く使用されている。今回の炭素14ターゲットは原子炉から抽出された後、さらに処理を経て、年末にも市場への供給が始まる。その生産量は国内の需要を十分に満たすことができ、中国の同位体応用産業チェーンの発展を力強く牽引し、川下の医療企業によるハイテク型放射性医薬品及び核医学産業の研究開発を後押し・けん引する。今回の炭素14ターゲットを原子炉から抽出する期間中に、秦山原発はさらに原子炉上部の照射による同位体生産装置の設置と調整を行った。同装置の使用開始後、ルテチウム177やイットリウム90などの同位体の大規模放射線照射の生産能力が備わる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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