エボラ出血熱の発端は2歳の男児か、コウモリにかまれて感染の可能性―英紙

Record China    2014年8月26日(火) 23時0分

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24日、英紙デーリー・テレグラフは、現在西アフリカで感染の拡大しているエボラ出血熱の最初の感染者は、コウモリにかまれた2歳の男児である可能性が高いとする研究結果を報じた。資料写真。

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2014年8月24日、英紙デーリー・テレグラフは、現在西アフリカで感染の拡大しているエボラ出血熱の最初の感染者は、コウモリにかまれた2歳の男児である可能性が高いとの研究結果を報じた。26日付で参考消息が伝えた。

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研究は欧州とアフリカの熱帯病研究者、生態学者、人類学者からなるチームが、3週間かけてギニア、リベリア、シエラレオネで実施したもの。今回の流行は2013年12月にギニア東部郊外の村を発端としており、研究員は村の付近でコウモリなどの動物を捕獲して調査を行った。

男児がコウモリにかまれた後、男児の母親もエボラに感染し、2人は1週間以内に他界した。その後、葬儀の参列者にも感染し、全国へと広がっていった。

科学者の間では、コウモリがウイルスの宿主であるが、ヒトへの感染はきわめてまれであるとされていた。今回の大流行は、狩人がウイルスに感染した動物の肉を集めて転売したことによるものだとみられている。西アフリカでは、コウモリは燻製やスープなどにして広く食べられている。

研究員によると、問題となっているコウモリは長距離を飛行可能で、都市付近の森林に生息している。村では定期的にコウモリを捕獲しており、ギニア、シエラレオネ、リベリアの他の村でも同様の習慣がある。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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