Record China 2024年4月19日(金) 6時0分
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中国メディアの直新聞は17日、日本の今年の外交青書に5年ぶりに中国との「戦略的互恵関係」が明記されたことは何を意味するのかとする記事を配信した。
日本の今年の外交青書が、日中の「戦略的互恵関係」推進を5年ぶりに明記するとともに、建設的で安定的な関係の構築に取り組む姿勢を強調したことについて、記事によると、特約コメンテーターの庚欣(グン・シン)氏は、「内外ともに苦境に立つ岸田政権が、引き続き米国との関係を強化すると同時に、中国とも『闘而不破(闘いはするものの、破局は避ける)』の関係を保ちたいと考えていることの表れだ」との認識を示した。
庚氏によると、「戦略的互恵関係」は、2008年に当時の胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席が訪日した際、両国が発表した「戦略的互恵関係」の包括的推進に関する共同声明で打ち出されたもので、それを構築する意味は「今日の中米関係における『第一ボタン』に似ていて、これは中日関係における大きな進展だ」という。
庚氏は「中国と日本は戦後、東アジアの覇権争い、歴史認識、台湾、領海の境界画定など、常に多くの矛盾を抱えてきた。両国は大国化の過程にあり、摩擦や衝突が続いている。日本が近年、中国との『戦略的互恵関係』についてほとんど言及してこなかった、あるいは全く言及しなかったのは、ある意味、そうした理由によるものだ」とした。
庚氏は、島国である日本にとって「大陸とつながる橋」が必要であること、日本にとって中国との経済貿易関係は米国とのそれ以上に重要であること、日本にとって自国を安定させ、経済を繁栄させ、大国になる過程において中国なしではやっていけないことなどを挙げ、「われわれは日本の動向に特に注意を払い、日本との関係においてプラス要因を引き出してマイナス要因を克服し、第一ボタンをしっかりと留めなければならない。戦略的互恵関係の再構築は今日の中日関係における第一ボタンだ。『和をもって貴となし、穏をもって重となし、信をもって本となし』の方針でうまく付き合っていく道を築き、日本との関係における主導権をしっかりと握らなければならない」と主張した。(翻訳・編集/柳川)
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