2014年8月24日、カナダ華字紙・星島日報は「中国から遊びに来た友だち、報われない海外華人」と題し、本国から遊びに来た友人を接待するカナダ在住華人の苦労を伝えた。

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近年中国では海外旅行が盛んになり、海外在住の友人を訪ねて個人旅行する人々が増え続けている。カナダ在住10年になる張さんはこの夏3回も中国から遊びに来た友人のホストを務めた。彼らに食事や部屋を提供するだけでなく、ガイドや運転手役までもこなさなくてはならない。あまりにも接待で忙しく無力感に襲われた。

金銭的にも楽ではない。趙さんの夫は以前中国に帰国した折、友人が皆出世し羽振りがいいのに気後れしてしまい、実際には自分はカナダでごく一般的な収入しかないにもかかわらず、いかにも成功しているかのように語ってしまった。そのため友人たちがカナダに来た時、自分は行ったこともないような高級レストランに彼らを連れて行く羽目になってしまった。

趙さんは中国から遊びに来る友人の金銭感覚に感嘆する。当然のように大金を使うことに慣れきった彼らにとって、カナダの物価は何でも安く見えるらしい。食べ物はロブスターやアワビなどの高級料理、遊びはゴルフ、買い物は高級店で大量買い。友人らが支払うこともあるが、ホストとしてのメンツがある手前、やはり自分が支払わなくてはならない。

お金の問題だけではない。友人らが来れば時間も気力も奪われる。常に付き添って案内しなくてはならないので、仕事も休まなくてはならない。ナイアガラの滝にはもう何度行ったことか…。このうえ友人が子供を留学させるとなれば、その子の面倒も見なくてはならないのだ。（翻訳・編集/YM）