2014年8月24日、香港の俳優アンディ・ラウ（劉徳華）が、筋萎縮性側索硬化症（ALS）の男性患者による中国人ピアニストのラン・ラン（郎朗）へのチャリティー演奏希望を「必ず届ける」と約束した。聯合報が伝えた。

【その他の写真】

ALSを世間に知らしめ、患者を援助するための慈善活動「アイス・バケツ・チャレンジ」が世界中で話題になっている。アンディ・ラウは19日、香港で頭から氷水を被り、ラン・ランを含む3人を次のチャレンジャーに指名。ラン・ランは1000ドル（約10万円）の寄付を公表したが、氷水は被っていない。

台湾の男性ALS患者がこのほど、フェイスブックでアンディに向けてメッセージを発表。彼は台北市立病院のALS専門病棟に入院中だが、院内にピアノがあることから、「ラン・ラン氏が水を被る代わりに、チャリティー演奏してもらえるようお願いしてほしい」というもの。「素敵なピアノの音を聴けば、私たちの体は動かなくても、心は解き放たれるだろう」としている。

動かしにくい指を使って懸命に綴った466文字のメッセージは、幸いにもアンディに届いた。アンディは「私たちみんなが応援している。どうか頑張ってほしい」とコメントを発表し、ラン・ランに希望を伝えることを快諾。アンディの所属事務所が確認したところ、ラン・ランはコンサートのため欧州に滞在中だが、直接の返事をもらえるよう連絡を続けるという。（翻訳・編集/Mathilda）