CRI online 2024年4月3日(水) 14時20分
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湖北省荊州市では2019年から現在まで、戦国時代の簡牘が1万枚以上も次々に出土し、その修復や整理、研究なども各国の注目を集めています。
中国中部にある湖北省荊州市では2019年から現在まで、戦国時代(紀元前476~前221年)の簡牘(かんどく、木簡や竹簡を指す)が1万枚以上も次々に出土し、その修復や整理、研究なども各国の注目を集めています。荊州博物館の王明欽館長はこのほど中国中央電視台(中央テレビ、CCTV)の番組の「簡牘でわかる中国」に出演し、これらの簡牘に関する最新の研究成果を紹介しました。
王館長によると、考古学者は2021年、荊州市荊州区洪聖村にある王家嘴楚墓で3200枚以上の戦国時代の簡牘を発見しました。うち160枚ほどに記載されていた内容は、すでに失われてしまった儒教で重視される戦国六経の一つの「楽経(がっけい)」である可能性が高いとされています。「楽譜」と暫定的に命名されたこれらの簡牘は二行で書かれ、主に十干や数字、一部の簡潔な記号があり、豊かなリズムが示されており、2000年以上前の輝かしい儀礼音楽の文化をうかがい知ることを可能にしています。
この番組はまた、漢代の簡牘にもスポットを当て、湖北省江陵県張家山漢代簡牘に秘められていた物語を明らかにしました。張家山漢代簡牘とは、荊州博物館が1983年12月から1984年1月にかけて張家山247号漢墓から発掘した簡牘で、合計2000枚以上があります。これらには、漢代の法律、軍事、暦法、医薬、科学技術など様々な分野についての記述があり、比較的高い学術的価値を持っています。中でも「算数書」は、紀元前1世紀から紀元後2世紀にかけてまとめられたとされる、中国で最も古い算術書の「九章算術」よりも早い時期の古代中国の散逸した算術書です。(提供/CRI)
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