中国国営中央テレビのドラマチャンネル「CCTV-8」と動画配信サービスの愛奇芸（iQIYI）で3月21日に始まったワン・イーボー（王一博）主演の新ドラマ「追風者」の総再生回数が、3億突破と快進撃を成し遂げたと報じられた。

民国時代の上海を舞台とする本作は金融業界の改革に高い理想をぶつける主人公の魏若来（ワン・イーボー）が奮闘と葛藤の末、革命に身を投じていく物語となっている。近年人気の民国テーマにスパイと金融の要素が重ねられ、テンポよく展開されるストーリーに沼落ちの意見が続出した。

さらに視聴者の視線をくぎ付けにしたのは21話から登場する魏若来の「幼なじみで婚約者」の牛春苗というキャラ。婚約者を頼りに上海にやって来た元気はつらつな田舎娘だが、型破りな言行で穏健に振る舞う魏若来の腰を抜かす場面が視聴者の反響を呼び、「牛来了」のCP（カップル）名を付けられるほど愛されている。

牛春苗役を演じたのは1998年生まれの女優、ラン・シーヤー（蘭西雅）。Netflix版の「三体」をはじめ、複数の映画に出演した経歴を持つ童顔美人で、ワン・イーボーとのケミが好評を呼び、このほど注目を集めている。

ファンからは「婚約者を自称しながら魏若来にぐいぐい行く牛春苗がかわいい」「魏若来の幼少期の黒歴史を知り尽くしている最強キャラ」「魏若来を20大洋（民国時代の銀貨）で沈近真（リー・チン/李沁）に譲渡するシーンが面白かった」「かわいい幼なじみ同士。まるで子羊（魏若来）と牧羊犬（牛春苗）みたい」「CP感抜群！」「脚本家はさまざまな女性像を繰り出してくれてドラマがより面白くなった」などの好意的なコメントが相次いだ。（編集/RR）