中国で拘束されていた元サッカー韓国代表選手が319日ぶりに釈放=韓国ネット「大変な目に遭った」

Record Korea    2024年3月27日(水) 10時0分

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25日、韓国・朝鮮日報によると、中国サッカー界の汚職問題をめぐり収賄の疑いで現地当局に逮捕された元サッカー韓国代表MFソン・ジュンホが319日ぶりに釈放され帰国した。写真はソン・ジュンホ。

2024年3月25日、韓国・朝鮮日報によると、中国サッカー界の汚職問題をめぐり収賄の疑いで現地当局に逮捕された元サッカー韓国代表MFソン・ジュンホが319日ぶりに釈放され帰国した。ソンの裁判が終結したのかなどは伝えられていないが、サッカー解説者のパク・ムンソン氏が「本人に聞いたところ、全ての過程が終わったと言っていた」と明かしたという。

パク氏は同日、自身のYouTubeチャンネルでライブ配信を行い、先に行ったライブ配信でソンの帰国を報じた記事を紹介した後にソン本人から電話がかかってきたと明かした。ソンは泣きながら「大勢の人が(自分を)気遣い、関心を寄せ、忘れずにいてくれたおかげで帰ってくることができた」と感謝の言葉を伝えてきたという。

また、ソンは先週にはすでに釈放されていたといい、パク氏によると「中国から飛行機に乗り韓国で降りるまでは誰にも伝えることができなかったらしい」「また拘束されるのではという恐怖があったからだ」という。パク氏は「全ての過程が終わったそうだ。もう中国に行く必要もなく、つらい目に遭わなくてもいいと言っていた。トラウマになっている」と話したという。

ソンは中国スーパーリーグ山東泰山でプレーしていたが、昨年5月12日に上海・虹橋空港から韓国へ帰国しようとしたところを中国公安に連行された。その後「刑事拘留」され、金品を受け取り八百長を行ったという「非国家工作人員(公務員)収賄罪」の嫌疑で、遼寧省朝陽市公安局の調査を受けていた。昨年6月にソンの刑事拘留期限が満了すると、中国公安は拘束(逮捕)捜査に転換。正式な司法処理に入ったことで、捜査は1年以上続くのではと懸念されていた。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「ソン選手、大変な目に遭ったね」「無事に帰国できて本当によかった。中国のやり方には吐き気がする」「世界最高の年俸を出すと言われても中国のチームに行ってはいけないということがよく分かる事例だ」「中国は自由に行けても自由が保障されているわけではない」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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