Record China 2024年3月6日(水) 17時0分
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在日中国人ブロガーが日本のコンビニで出会った東南アジア人店員についてつづり、注目を集めている。
中国のSNS・微博(ウェイボー)で75万のフォロワーを持つ在日中国人ブロガーは5日、「最近日本のコンビニでは褐色の肌の若い東南アジア系の店員が目立つようになってきた」と説明。一方で、「奇妙な現象」として、どちらもアジア人なのに一部の日本人客は彼らに差別的な態度をとることがあり、以前ニュースにもなったが高齢の客が「日本人の店員を出せ」と怒鳴ることもあったとした。
その上で、自身の体験談として、次のようなエピソードを紹介している。
「外出先で携帯電話の電池がなくなり現金の手持ちもなかった。コンビニで先に(商品の)充電器を使わせてもらい、携帯電話の電源が入るようになったらスマホ決済でその分の代金を含めて支払いをさせてもらえないか、と店員に相談しようと思った。中国なら全く問題ないはずだが、日本人は融通が利かない。コンビニに入ったら幸い店員は東南アジア系の女の子だった。私は(商品の)充電器を手に取って(上記のように)相談した。彼女は私を一見すると、受け取った充電器をそのまま商品棚に戻した。私があっけに取られていると、彼女はレジに戻ってきて充電器を取り出しこう言った。『買わなくていいですよ。ちょっと使うだけなら私のを使ってください』」
この投稿に中国のネットユーザーからは「(その店員は)なんて優しいんだ」「世界にはやっぱり良い人が多い」との声や、「東南アジア人は本当にいい人が多い。香港で花火を見た時にフィリピン人の女性が座布団を貸してくれた」「空港で列に並んでいた時に、見ず知らずのベトナム人の女の子と順番にトイレに行き、その間お互い相手の荷物を見ていた」「東京でベビーカーがホームの隙間に挟まった時に助けてくれたのはタイ人の女の子だった」といった体験談が寄せられた。
また、「日本人は融通が利かなくて冷たいのというのはその通り」「日本人の店員は『だめ』しか言わない」「中国なら店員に充電器貸してくださいと言えば済む。そしてお礼にコーラ1本買えばOK」との声がある一方で、「大阪で道を聞いたら一人の日本人が詳しく説明してくれた。日本語があまりうまくなくてよく分からなかったけど、辛抱強く説明してくれた」と親切な人もいるというコメントも見られた。
このほか、外国人に対する差別的な態度については「普通のことじゃないか。私の地元も工業が発展していて外地から出稼ぎに来る労働者が多く、以前は特に高齢者がそういうよそ者に厳しかった。最近はマシになったけど」「外国人の店員は敬語がうまく話せないことがある。われわれ外国人は気付かないが、日本の高齢者はそれが無礼だと思うこともあるんじゃないか」「東南アジアは経済的に貧しい国がほとんどで、私が知っているベトナム人も留学で来て突然行方不明になったりした(コンビニ店員は正規で働いているのだろうけど)。こういう人は中国に来たとしても差別されると思う」「差別とは自分の生活圏で一切の優位性を感じられない人が外に(見下す対象を)探す行為だ。肌の色や学歴や出身で差別する人たちは、逆に(自分の生活が)うまくいっていないんだよ」との意見も書き込まれていた。(翻訳・編集/北田)
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