Record China 2014年8月22日(金) 6時50分
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19日、福島原発の除染作業で出た汚染物質を保管する除染袋が相次いで破れたとの報道により、在日中国人の間に不安が広がっている。資料写真。
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2014年8月19日、華字紙・日本新華僑報によると、福島原発の除染作業で出た汚染廃棄物を保管する除染袋が劣化して破れ、袋の中身が漏れ出すケースが相次いで発生しているとの報道により、在日中国人の間に不安が広がっている。
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福島県内の仮置き場に保管されている除染袋(フレコンバッグ)が破れた原因には、環境省の規格外品の横行や管理のずさんさが指摘されている。このまま放置すれば、除染の進展に影響が出るのは必至だ。環境省は2011年に放射性物質を3年間保管できる除染袋の規格を設定。これに応じた耐久性のある除染袋を使うよう求めているが、実際には安価で粗悪な袋で代用するケースが少なくない。
宮城県で暮らす在日中国人女性・李さんは除染袋が破れたとの報道を知り、不安な毎日を送っている。「3年前に発生した東日本大震災で福島原発は地域住民に計り知れないほどの身体的精神的苦痛をもたらした。私は宮城県に住んでいるが、福島県からそれほど離れてはいない。除染袋から漏えいした放射能汚染物質が雨水などで他の地域に広がる可能性もある。日本政府や福島県はこの問題を真剣に受けとめ、早急に解決して欲しい」と李さんは訴えている。(翻訳・編集/本郷)
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