中国や欧州風の獅子像、ベトナム政府が公共の場所から撤去・移転を要求―中国紙

Record China    2014年8月21日(木) 8時38分

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20日、中国日報によると、ベトナム文化省はこのほど、各省や市文化局に対し「ベトナム独自の風習や景観を乱す彫像や文物を遺跡や寺院、公共の場所から撤去、移転する」よう通達した。写真はベトナム。いたるところに中国文化の影響が感じられる。

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2014年8月20日、中国日報によると、ベトナム文化省はこのほど、各省や市文化局に対し「ベトナム独自の風習や景観を乱す彫像や文物を遺跡や寺院、公共の場所から撤去、移転する」よう通達した。中国や欧州風の獅子像などが対象になるとみられる。

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ベトナムメディアによると、首都ハノイ市内では複数の寺院などで中国風の獅子像が確認されている。このほか地方を含め、あちこちに「外来」の獅子像がみられ、一部には600年以上の歴史があるものも。文化省は「ベトナムの風習や景観を乱す彫像、製品、奇妙な物体は勝手に設置・使用しないこと」と通達。公共の場所や文化歴史遺跡地区にある場合は、移転を検討するとした。

これに対し、ベトナム国家文化遺産委員会の委員は「われわれは外来文化の影響を受けている」と説明。獅子像などは市民が寺に奉納したもので「農民は純朴で善良だ。中国や欧州風の像であっても、家内安全を祈り祭ったのだろう」と話している。(翻訳・編集/AA)

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