ローマ法王が中国訪問に意欲「明日にでも行きたい」=関係改善に向けたメッセージ送る―SP華字紙

Record China    2014年8月20日(水) 8時45分

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19日、韓国への訪問を終えたローマ法王フランシスコは、ローマ法王庁(バチカン)と外交関係のない中国への訪問の意欲を示し、「明日にでも行きたい」と述べた。写真はバチカン。

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2014年8月19日、韓国への訪問を終えたローマ法王フランシスコは、ローマ法王庁(バチカン)と外交関係のない中国への訪問の意欲を示し、「明日にでも行きたい」と述べた。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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法王は、中国との国交樹立について、「バチカンは教会が本来の務めと機能を果たせるよう求めているだけで、その他の条件はない」と語った。

法王を乗せた専用機が中国の領空を通過する際、法王は中国人の気高さと聡明さを称え、「明日にでも訪問したい」として以下のように語った。

「美しく気高い中国に向けていつも祈っている。叡智ある民族であり、偉大な哲学者と科学、知識の歴史を思い起こさせる。私たちはカトリック教会として、マテオ・リッチ(16世紀に中国で活躍した宣教師)司祭とともにあった歴史がある。中韓の領空を飛ぶ時、いつもその思いが胸に湧き上がってくる。中国に行きたいかといえば、もちろん行きたい。明日にでも訪問したい」

国交樹立に関しては、「バチカンとの対話の扉はいつでも開いている。中国を、誠意を持って尊重している」と述べた。

法王は韓国訪問の際に、初めて中国の領空を飛行する許可を得た。専用機が中国上空に差し掛かると、慣例に従って習近平(シー・ジンピン)国家主席に、中国の平和と幸福を祈る電報を送った。

中国外交部はそれを受けて、法王の姿勢に注目しているとして、「バチカンとの関係改善に向けて努力しており、建設的な対話によって関係の改善を進めたい」とコメントした。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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