「金の仮面」に代表される三星堆・金沙古蜀文明展が上海で開催

CRI online    2024年2月9日(金) 20時30分

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上海博物館と四川省文物考古研究院などが共同で企画した「星輝く中国:三星堆・金沙古蜀文明展」がこのほど上海博物館で開幕しました。

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上海博物館と四川省文物考古研究院などが共同で企画した「星輝く中国:三星堆・金沙古蜀文明展」がこのほど上海博物館で開幕しました。同展は古蜀文明の内包と特徴、古蜀文明と他民族や異文化との交流を紹介しています。

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古蜀文明の歴史は今から約5000年前にさかのぼります。中国南西部の四川省の岷江上流の山間部や成都平原地域が主な発祥地とされます。これまでで最も規模が大きく、ジャンルと体系が最も整った今回の展覧会では、363点/セットの重要文化財が展示されています。展示品には青銅器、金器、玉器、陶器、石器などが含まれており、約3分の1が最新の考古学調査で発見されたものだということです。

展示会場にある鮮やかに輝く「金面具(金の仮面)」は、来場者の目を引く展示品の一つです。これは、今から約4000~3200年前とされる三星堆遺跡の3号祭祀坑(祭祀用土器を埋めた穴)から出土した重さ50グラムのもので、顔が比較的完全な形で保存されています。上海博物館青銅研究部の胡嘉麟研究員は取材に対して、「三星堆の祭祀坑から出土したものの多くが破損していました。この金の仮面は修復を経て現在のような完璧な状態となりました。金の仮面は古蜀文明の神権を表す重要なシンボルであり、古蜀の人は祭祀の儀式でこの仮面を使い、神とコミュニケーションを取ることができると考えていたようです」と述べました。


三星堆遺跡の8号祭祀坑から出土した「竪披髪青銅人像(立毛青銅人形)」もその独特なデザインで注目を集めています。この人形は太い眉に大きな目を持ち、鼻筋が高く、口角が下がっており、髪型もユニークです。左手は拳を握って上に上げ、親指を立てています。右手は肘から欠損しています。尻は高く引き締まり、下半身は半分しゃがんだ姿勢となっています。袖なしの膝丈のドレスを着ており、右前の着付け方を採用しています。(提供/CRI

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