春節が近づき、動画プラットフォームの会員資格、春節をテーマにしたスマホの壁紙、年始回りのスタンプ、AIによってカスタマイズされた縁起の良い言葉などのバーチャル商品が中国の若者の人気を集めています。

中国の電子商取引プラットフォーム「淘宝（タオバオ）」のデータによると、この1週間、電子お年玉のカバー、春節をテーマにした壁紙、縁起の良い言葉などのバーチャル商品の検索件数は前週比で160％超増加しました。淘宝のライブ配信サイトでは、年越し・年始回りの「言葉に詰まる」問題を解決できるAIが縁起の良い言葉を生成し、数分間で数百件を販売しました。依頼者の写真から晴れやかな新アイコンを作成するAI写真類の取引注文も100％近く増加しました。

専門家は、「バーチャル商品の人気は、今どきの若者が感情的価値をますます重視し、感情的価値に金銭を費やすようになっていることを表している」と指摘しました。祝日にどんなお祝いの言葉を贈るか分からない時、AIに助けを求めます。お正月に新しいお年玉のカバーとスマホの壁紙を持っていれば、めでたい雰囲気が盛り上がります。年越しに動画プラットフォームの会員になって、家族と一緒にドラマを見るのも団らんを楽しむ一つの形となります。

これと同時に、現金のお年玉を入れるポチ袋や対聯、ちょうちん、飾り物などの伝統的な春節用品が依然として各年齢層の消費者の人気を集めています。淘宝のデータによると、対聯の検索数は前年同期比で2倍超に増加しており、特に英語対聯、ミニ対聯、冷蔵庫に貼るマグネットタイプの対聯などの新式対聯の増加が顕著です。「暴富（にわか成金）」「発財（金儲け）」「好運（幸運）」「哈哈（ハハ＝大笑いする声を示す）」は、若者に最も人気のある対聯文字となっています。（提供/CRI）