中国で小学生のカバンの重さが10キロ超も、調査結果に注目

CRI online    2024年1月15日(月) 20時20分

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中国で小学生の通学カバンの重さは3~5キロは全体の45%を占め、14%は10キロを超えたとのことです。

中国東部、浙江省の政府部門がこのほど実施したアンケート調査で、「子どもから通学カバンが重すぎると不満を言われたことがある」と答えた保護者は全体の83%に上り、調査を受けた子どもの76%は「通学カバンが重すぎるため、健康上何らかの問題を起こしたことがある」と回答しました。調査結果では、通学カバンの重さは3~5キロは全体の45%を占めますが、14%は10キロを超えたとのことです。

中国では小学生のカバンが重すぎる問題は以前から存在しています。「1年生でもカバンが10キロ以上」というのは極端なケースかもしれませんが、少なくとも2~3キロはあるのが一般的で、わが子をかわいそうに思い、代わりにカバンを背負って子どもを学校まで送迎する保護者も少なくありません。近年、義務教育段階の宿題や学外教育の負担軽減に関する政策が実施されたのに伴い、子どもたちの学習上の負担は全般的に軽くなったとはいえ、カバンが重すぎる問題は依然として残されたままです。

重いカバンは、成長段階の小中学生の背骨や膝に負担をかけ、身長の伸びにも悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、中国国家衛生健康委員会は、子どもが背負うカバンの重さは体重の10%を超えてはならないと要求しています。小学1、2年生なら、子どもの標準体重は20キロ前後で、カバンの重さは2キロを超えてはなりません。しかしほとんどの小学生のカバンはこの数値を超えているのが現状です。

また、調査では、半数近い小学生のカバンの重さが基準を超えており、学年が上がるほど重くなり、中には各教科の学習資料が詰め込まれていることが分かりました。(提供/CRI

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