人の命がかかっても、日本人はまだ犬や猫のことを気に掛ける―華字メディア

Record China    2024年1月15日(月) 21時0分

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12日、華字メディアの日本華僑報網は、「人命に関わることなのに、なんと日本人はまだ犬猫のことを気に掛ける」と題した文章を掲載した。

2024年1月12日、華字メディアの日本華僑報網は、「人命に関わることなのに、なんと日本人はまだ犬猫のことを気に掛ける」と題した文章を掲載した。

文章は、今月1日に石川県能登地方を中心とした大地震、2日には羽田空港で旅客機と海上保安庁機との衝突事故と、日本では今年に入って立て続けに天災や人災が発生し世界から注目を集めたほか、迅速な救助と整然とした避難ぶりが評価を受けたと紹介。中でも乗員乗客379人を乗せた旅客機の乗務員と機長は通信設備が使えない中、8カ所あるドアのうち火の手が上がっていない3カ所のドアを迅速に開けて乗客を続々と避難させ、機長は乗客乗員全員が脱出完了したことを確認して最後に避難したことに称賛が寄せられたと伝えた。

その上で、今回の旅客機衝突事故ではペットの飛行機での扱いをめぐる議論が起こり、著名人やタレントからも「外国の航空会社がペットの客席持ち込みを認めたら、日本でもできるようになるのか」「ペットを客室に乗せてあげるべき」との声が出たと紹介。一方で、ネット上では「自分や他人の命を守るために緊急時には荷物をすべて置いていくことが求められるが、ペットを客席に置いていた場合にどう扱うのか」「ペットアレルギーの人がいたらどうするのか」といった意見が出ているとした。そして、ペットの搭乗に関する日本政府による見解は示されておらず、日本で初めてペットの客席持ち込みを認めたスターフライヤーが「緊急避難時にはペットを連れて行くことはできない」と説明したことを紹介している。

文章は、能登半島地震でもペットの避難に関する問題が発生したと言及。1995年の阪神淡路大震災と2011年の東日本大震災では多くの避難所でペットを連れての避難が禁止され、やむなくペットを家に連れ帰ったことで津波に巻き込まれたり、ペットが気がかりで逃げ遅れたりといったケースが発生したと伝えた。また、13年には日本政府が「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を出し、飼い主がペットと一緒に安全な場所まで避難する「同行避難」を推奨し、現地の実際の状況を踏まえて避難所でペットを飼育する「同伴避難」の体制を整えることが指針として示されたことにも触れた上で、「いずれにせよ、災害の中でも『遺棄物』にならない日本のペットは幸せだ」と結んだ。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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