日本国際漫画賞で最優秀賞受賞の台湾人漫画家、影響を受けた日本の作品は…

Record China    2024年1月11日(木) 21時0分

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台湾メディアのTVBS新聞網は10日、日本国際漫画賞で最優秀賞を受賞した台湾の漫画家へのインタビュー記事を掲載した。写真は簡嘉誠氏のフェイスブックより。

台湾メディアのTVBS新聞網は10日、日本国際漫画賞で最優秀賞を受賞した台湾の漫画家へのインタビュー記事を掲載した。

昨年に行われた外務省主催の第17回日本国際漫画賞で、台湾の漫画家・簡嘉誠さんの作品「青空下的追風少年(邦題:青空のもと、風追う少年)」が最優秀賞を獲得した。82の国と地域から計587作品の応募があり、台湾からは最多の中国(83作品)に次ぐ69作品の応募があった。

簡さんは「当時はあまり実感がなかった。正式に発表されるまでは、間違いじゃないかというような気もしていた。(受賞は)とても励みになった」と語った。

同作は第2次世界大戦末期に日本と台湾の少年が徒競争を通じて出会い、陸上競技の歴史に名を残そうと夢見る様子を描いた。今回、制作協力した台湾の国家発展委員会档案管理局(公文書管理局)が保管する公文書の史料を基にしたストーリーだという。

簡さんは「档案管理局と協力すると聞くと、やや冷たい(無機質な)史料を思い浮かべるかもしれないが、この物語は多くの人の共感を呼ぶのではないかと思っている」と話した。

同作の制作期間は1年余りに及んだ。途中で修正が入り、200ページほど描いた下絵をすべて破棄したこともあった。4度の大きな修正を経てようやく納得いくものが完成したという。

簡さんは「小学生のころに『ドラえもん』を読んで、その時に漫画を描きたいという気持ちになった」と語り、その後は「ドラゴンボール」や「スラムダンク」などの少年漫画に夢中になったことを明かした。3月には受賞のため日本を訪れる予定の簡さんは、これを機に台湾についてもっと知ってほしいという願いも口にした。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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