韓国で「犬食禁止法」可決、中国でも大きな話題に

Record Korea    2024年1月10日(水) 10時0分

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9日、韓国で「犬食禁止法」が可決したニュースが中国で注目を集めている。写真は犬肉料理。

2024年1月9日、韓国国会で「犬食禁止法」が可決したニュースが中国で注目を集めている。

中国メディアの澎湃新聞はSNS・微博(ウェイボー)の公式アカウントを通じて、韓国・聯合ニュースの報道を基に、韓国国会は9日に開かれた全体会議で「犬の食用終息に関する特別法」を可決したと伝えた。この法案により猶予期間3年の後、違法行為への処罰が施行される。同法案の主な内容は、食用目的の飼育や繁殖、と殺および犬肉を原材料とする加工食品の流通や販売を全面的に禁止するものだ。同法案によると、食用目的で犬をと殺した場合、3年以下の懲役または3000万ウォン(約330万円)以下の罰金が科される。さらに食用目的の犬の飼育、繁殖、流通販売には2年以下の懲役と2000万ウォン(約220万円)以下の罰金が科される。

韓国では、夏場の滋養食として犬肉を煮込んだ「補身湯(ポシンタン)」を食べるなど、犬肉を滋養のために食べる伝統的な習慣が存在していたが、近年は犬を「家族の一員」とみなす家庭が増えたこともあり、犬食をめぐる論争が高まっていた。特に愛犬家として知られる尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と金建希(キム・ゴンヒ)夫人が法制化を熱心に呼びかけていたが、昨年11月30日には畜産業の団体「大韓育犬協会」が龍山の大統領執務室近くで犬食禁止法案反対を訴えるデモを行った際、トラックに載せてきた飼育中の犬を大統領執務室前に放とうとして、警察に制止されてもみ合いとなり、幹部ら3人が連行されるなどの騒動が起きた。

この報道について、中国のネットユーザーからは「この件だけは韓国は素晴らしい」「先を越された」「愛犬家は韓国に移住すればいい」「犬肉は食べないが、禁止するほどでもないと思う」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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