米国市場で日本車の「最大の脅威」になった韓国ジェネシス、急成長の秘訣は?

Record Korea    2023年12月27日(水) 7時0分

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14日、韓国・朝鮮ビズは「現代自動車のジェネシスが、日本の高級車の主力市場である米国で急成長し、最大の脅威となっている」と伝えた。写真はジェネシス。

2023年12月25日、韓国・朝鮮ビズはこのほど「現代自動車(ヒョンデ)のジェネシスが、日本の高級車の主力市場である米国で急成長し、最大の脅威となっている」と伝えた。

米国の自動車統計専門メディア「GOOD CAR BAD CAR」によると、今年1~11月のジェネシスの米国内での販売台数は6万1995台で、過去3年間の年平均成長率は約60%だった。また、昨年は5万6198台を販売し、4万6616台にとどまったインフィニティ(日産)を初めて抜き、米国内のアジア系高級車ブランドランキング3位に入った。ジェネシスとアキュラ(ホンダ)の販売台数差は16年には23倍だったが、今年は2倍水準まで差を縮めた。レクサストヨタ)との差も48倍から4倍に縮めている。

ジェネシスは今年7月、世界累積販売台数が100万台を超えた。16年の海外市場販売開始から7年での記録となる。1989年に米国に進出したレクサスが9年後に100万台を達成したのと比べると2年早い。

記事は、米国でのジェネシス人気の秘訣(ひけつ)について、商品性の高さ、デザイン、品質、多彩な先端技術が挙げられると分析している。

ジェネシスは昨年のJ.D.パワーによる新車品質調査で、レクサスやキャデラックを抑え高級車ブランド1位を達成した。消費者が新車購入からの3カ月間に経験した品質への不満を集計する調査で、点数が低いほど不満が少ないことを意味する。ジェネシスは156点で、レクサス(157点)を1点上回った。新車先端技術調査でもジェネシス(656点)はレクサス(533点)、BMW(528点)を抑えて1位を獲得した。こうした高評価により、昨年はジェネシスG90が米国自動車専門誌「モータートレンド」の「今年の車」に選ばれた。今年はGV70電気自動車が「今年のSUV」に選ばれている。

モータージャーナリストの岡崎五朗氏は「レクサスをはじめ日本の高級車は重厚なデザインで中高年に人気があるが、ジェネシスは若い消費者をターゲットにしている。ジェネシスが米国で成長著しいのはそのためだ」との考えを示したという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「確かにデザインは現代自のほうがいい」「米国に行ったら、以前に比べて明らかに韓国車が多くなっていたよ。うれしくて誇らしかった」「ジェネシス、レクサス、BMW、ベンツ、全て試乗したことがあるけど、乗り心地、ステアリングの滑らかさ、センサーの正確さなど、全てジェネシスの勝利だった」など、肯定的なコメントが寄せられている。

一方で、「技術は日本車にかなわない」「ジェネシスの部品は70%以上が日本製だから当然だ」「レクサスは米国で年間30万台売れている。ジェネシスのライバルはレクサスではないでしょ」「韓国内より3000万~4000万ウォン(約330万円~440万円)安く売られているジェネシス」「国内向けの車両は輸出用に比べ品質も価格も劣る」といったコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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