BYDが業界新記録、時速130キロの自動運転でブレーキ停止―中国

CRI online    2023年12月24日(日) 16時30分

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BYD社はこのほど、時速130キロで走行中の同社製の自動運転車が、AEBシステムによる減速と停止を実現したことを示す動画を公開しました。

自動緊急停車システムはAEBと略称される自動車のアクティブセーフティー技術の一種です。BYD社はこのほど、時速130キロで走行中の同社製の自動運転車が、AEBシステムによる減速と停止を実現したことを示す動画を公開しました。業界記録を更新したとのことです。

テスト動画では、AEBシステムを搭載したBYDの「仰望(ヤンワン)U8」が日中に時速130キロで走行中に静止している先行車に対して、日中に時速110キロで走行中に視界から消えた先行車に対して、夜間に時速110キロで走行中に静止している走行車に対してと、3つのシナリオでの減速と停止に成功しました。

AEBシステムには衝突警報と自動緊急停止の2つの機能で構成されています。システムはセンサーカメラ及び各種レーダーにより前方の車両や歩行者、障害物を自動的に探知し、衝突のリスクがある場合には衝突警報が作動してドライバーに警報を出して注意を促します。運転者の制動が遅すぎたり、制動力が小さすぎたり、ブレーキ対策が全く行われなかった場合には自動緊急ブレーキが作動して、運転者の衝突回避や衝撃の緩和を支援します。

業界の大多数の車種は時速60キロで走行時に車両の制動と停止を実現することができます。しかし時速100キロに速度が達した状況では、感知能力、制御能力、車体の制動能力のいずれにもさらに高い能力が求められます。関係者によると、BYDのAEBシステムが時速130キロの状態で制動と停止を実現して業界記録を更新したのは、テストに使われた「仰望U8」に搭載されている駆動制御システムの「易四方(e4プラットフォーム)」や「雲輦」などの技術や、動力と車体側のミリ秒級の協同制御が実現されたためとのことです。(提供/CRI

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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