2023年12月20日、韓国メディア・アジア経済によると、韓国人に最も人気のアルバイトは2年連続でコンビニエンスストアの店員だという調査結果が出た。

求人・求職サイト「アルバ天国」が検索キーワードを分析したところ、1位はコンビニ、2位はカフェ、3位はドラッグストアというランキングになった。コンビニは昨年のランキング、今年の月別ランキングでも首位を独占。カフェも今年の月別ランキングで毎回2位につけていた。コンビニ、カフェのバイトはここ数年間、「不動の1位、2位」の座を守っているという。「中低価格のコーヒーフランチャイズやコンビニの検索が圧倒的に多く、どちらも全国単位で店舗が多くアクセスがいいことが主に作用した」と分析される。

コンビニ店員は韓国でもバイトの代名詞となっているほどだが、時給の水準はバイトの中でも最下位圏だという。バイト情報サイトが7月にまとめた資料によると、今年上半期のコンビニ店員の平均時給は9787ウォン（約1074円）だった。平均時給が最も高いフィッティングモデル（2万5573ウォン）とは2．5倍以上の差がある。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「屋内で楽な仕事だから人気1位は当然だな」「稼ぎにそこまで大きな違いがないなら、労働強度が低い仕事を選ぶのは当たり前」「現役のコンビニ店主です。いいバイトだと思うよ。ピーク時間以外は、店主もスマホをいじってる時間が長いくらいだ」など、納得だとするコメントが多数寄せられている。

また、「日本のコンビニ店員のように仕事が多くないから楽だよね。掃除と品出しが終われば、客が来ない時は本を読んだりスマホで遊んだりできる」という声に、「日本のコンビニと何が違うの？」との質問があり、「簡単な調理、宅配の手続き、チケット発券、書類発行、公共料金の支払いなどもコンビニ店員の仕事で、廃棄する食品はもらえないし、客がいなくてもスマホを見てはいけない、キツい仕事だ」と詳しい返信がついていた。（翻訳・編集/麻江）