中国・BYDが海外市場に注力、日本で年間3万台のEV販売―仏メディア

Record China    2023年12月21日(木) 7時0分

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19日、仏RFIの中国語版サイトは、中国の電気自動車(EV)大手BYDが海外市場に注力し、特に日本では年間販売3万台を目指す計画を打ち出したと報じた。写真はタイのBYD展示会。

2023年12月19日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、中国の電気自動車(EV)大手BYDが海外市場に注力し、特に日本では年間販売3万台を目指す計画を打ち出したと報じた。

記事は、BYDが海外市場の開拓を強化しており、そのための人材募集を精力的に行っているとし、社内関係者の話として現在海外勤務の募集は社内スタッフ向けのみで、募集職種は機械、自動車、オートメーション関連のものが多く、報酬も一般的に良い一方、一定の英語コミュニケーションレベルが要求されると伝えた。

そして、今年1~11月のBYDの海外販売台数は20万6700台に達して昨年の3倍以上となり、直近2か月は連続して3万台を超えたと紹介。欧州ではすでに19カ国・地域でEV乗用車業務を展開しているとした。

さらに、BYDが日本市場の開発計画を策定し、25年までに同年に100のディーラーからなる販売網を構築し、各ディーラーが年間平均300台を販売することで年間販売台数3万台を達成する目標を打ち出したと紹介。BYDは今年1月に正式に日本の乗用車市場に参入し、8月には日本初のショールームを東京の池袋にオープンさせ、初の世界市場向けモデル「ATTO 3」を展示するとともに、今後「ドルフィン」「シール」の2車種を導入する計画を示したと伝えた。

一方で、日本の業界関係者からは「ディーラー1軒で200台売っただけでも日本市場の平均水準を上回るのに、300台売るというのは一定の困難がある」「日本市場では中国自動車ブランド認知度がまだまだ低く、販売目標を大幅に引き上げたBYDは、今後相応の調整を行う必要があるだろう」との見方が出ていることを紹介している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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