フィリピンが南シナ海でのエネルギー探査を模索、領有権争いめぐり日本と連携も―独メディア

Record ASEAN    2023年12月18日(月) 14時0分

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17日、ドイチェ・ヴェレは、フィリピンが南シナ海でのエネルギー探査を模索するとともに、日本との提携を強める姿勢を示していると報じた。(出典:内閣府 https://www.kantei.go.jp/)

2023年12月17日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、フィリピンが南シナ海でのエネルギー探査を模索するとともに、領有権争いをめぐって日本との提携を強める姿勢を示していると報じた。

記事は、東京で日本・アセアンサミットに出席したフィリピンのマルコス大統領が16日、化石燃料への依存を低減して天然ガスへの転換を推進すべく、南シナ海での新たな海洋探査プロジェクトの始動を模索していることを明らかにしたと紹介。同国は南シナ海の天然資源をめぐって中国と数十年間闘いを繰り広げており、親中派だったドゥテルテ前大統領時代をはじめとして中国との共同開発に向けた対話の機運が盛り上がることもあったものの、現時点まで交渉に進展はほぼ見られない状況であると伝えた。

また、マルコス氏がここ数カ月の南シナ海情勢について「緊張が弱まるどころかかえって強まっている。一層自信を強める中国は隣国にとって真の脅威となっており、新たな解決案が急務だ。志を同じくする盟友と協力な連合体制を作る必要があり、日本や米国との3カ国協力体制がその例だ。各国と引き続き意思疎通を図らなければならない」とも述べたとしている。

その上で、フィリピンは現在、南シナ海での領土争いが存在しないものの東シナ海で中国と領有権や排他的経済水域(EEZ)をめぐる争いを繰り広げている日本との間で防衛部隊の相互駐留に関する交渉を進めていると伝えるとともに、マルコス氏が「実際、日本との合意締結だけでは不十分。われわれはさらに多くの同様な手筈を整えなければならない」と述べたことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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