北京市内と郊外の昌平区を結ぶ地下鉄昌平線で14日に発生した追突事故で、骨折者102人を含む515人が病院に運ばれ検査を受けていましたが、15日午前6時の時点で423人が検査や処置を終えて病院を離れ、25人が引き続き病院で健康観察中で、67人が入院して治療を受けています。死者はいないということです。

北京市交通委員会の発表によると、14日午後6時57分、地下鉄昌平線の西二旗駅から生命科学園駅までの上り区間で、2本の列車が追突する事故が発生し、乗客の一部が負傷しました。事故発生後、北京市政府と現地の管理当局は迅速に対応し、全力で乗客の救助や負傷者の搬送などに当たりました。現場での緊急対応措置は同日午後11時頃に完了しました。

初歩的な調査によると、降雪でレールが滑りやすくなったことによって、信号が停車を指示するシグナルに変わり、先行の列車はその信号に合わせて急ブレーキをかけ停車しましたが、後続車は下り坂を走行中だったためブレーキが滑って止まることができず、先行列車に追突したということです。

北京市政府は現在、この事故に関する調査チームを立ち上げ、事故原因のさらなる究明と緊急対応措置の評価に当たらせています。教訓をしっかりとくみ取り、責任を厳しく追及するとしています。（提供/CRI）