中国のユニコーン企業の数が世界の約3割占める―中国メディア

人民網日本語版    2023年12月17日(日) 7時0分

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中国のユニコーン企業は世界の約3割を占める562社となっている。写真は三里屯SOHO。

中国のベンチャー投資プラットホーム「2023創業邦(CYZone)」は14日、上海において「未来のユニコーントップ100カンファレンス」と年次総会を開いた。カンファレンスで発表された最新データによると、今月の時点で、中国のユニコーン企業(非上場で時価総額10億ドル以上の企業)は世界の約3割を占める562社となっている。

現時点で、世界のユニコーン企業は1866社で、緩やかに増加している。中国市場と世界市場を比べると、ユニコーン企業の増加に関する動向の面で、部分的に似たような特徴が見られる。例えば、2021年に新規ユニコーン企業の数が153社とピーク値に達した後、やや減少している点などだ。しかし、今年の新規ユニコーン企業の数を見ると、米国は28社にとどまっているのに対して、中国は41社となっており、中国のリーディングカンパニーのプレッシャー抵抗力や強靭性を示している。

創業邦のデータにある中国市場の新規ユニコーン企業が属する業界の分布を見てみると、2021年から2023年の3年間でスマート製造が最多で48社となっている。以下、自動車・交通41社、医療・健康39社、人工知能(AI)36社と続いている。一方、2021年より前には勢いよく増加していた消費や金融といった業界は、その勢いはやや失われ、同3年間、その数はそれぞれ17社と6社にとどまっている。

米国を見ると、ここ3年間の新規ユニコーン企業は、インターネットソフトウェア・サービス、医療・健康、金融、新興基盤技術(ブロックチェーン、ビッグデータ、AI)といった業界に集中している。 今月の時点で、ユニコーン企業が最も多い中国の省・市は、北京市(149社)、上海市(113社)、広東省(86社)、江蘇省(60社)、浙江省(48社)だった。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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