2023年12月15日、韓国・MBC NEWSは「オランダ側が尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の訪問（11～15日）を前に在オランダ韓国大使を呼んでいたことが分かった」と伝えた。

記事によると、韓国外交部は、オランダ政府が韓国の過剰な警護・儀典の要求に抗議するため崔馨燦（チェ・ヒョンチャン）大使を呼んだという一部報道について「オランダ側が崔大使を呼んで協議したのは事実」と述べた。

ただ、外交部は「訪問が直前に迫る時点で日程や儀典に関する詳細事項を迅速に調整する目的で行われた意思疎通の一環だった」とし、「国を問わず行事の儀典に関することについては常に意見の相違があり、何度も協議し調整を重ね、行事を成功させるためのフォーマットを作っていくのが慣例だ」と説明したという。

韓国の一部メディアは最近、「オランダ政府が今月1日に崔大使を呼び、尹大統領の警護と儀典をめぐる韓国側のさまざまな要求に対し『懸念と要請事項』を伝えた」「オランダ側は『警護上必要との理由で訪問先のエレベーターの面積まで指定した』など具体的な事例を挙げて不満を示した」などと報じていた。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「本当に恥ずかしい」「未曾有の恥さらし事件」「衝撃的。国賓訪問なのに儀典の問題で大使が呼ばれるという前代未聞の事件が起きた」「招待した国が抗議するなんて、一体どれだけの要求をしたのか」「ただの儀典調整のために大使を呼び出すことは絶対にない」「大使を呼ぶのはかなり強硬な措置なのに、それを国民は何週間も知らなかったのか」「尹大統領が国を滅ぼしている」などの声が上がっている。（翻訳・編集/堂本）